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土佐信用組合は、渉外係のフットワークで勝負する金融機関です。

母の像information

母の像

土佐信用組合本店には、「母の像」が建立されています。

母の像

所在地:高知県土佐市高岡町甲2137-1
建立年月:昭和62年11月
台座:自然石1.1m
銅像:高さ1.98m
製作:株式会社 竹中製作所(富山県高岡市)
彫塑家:般若純一郎氏

「母の貯蓄運動」20年を記念して建立されました。


母の貯蓄運動

「母の貯蓄運動」は、昭和39年に当時の塩見俊雄理事長が提唱し、以後20余年に亘り実践した貯蓄運動です。
運動の主旨は、次のとおりです。

「どこのお家でも、お母さんは家族の幸福を願っている。その思いを胸に、お母さんがたとえ少額でもこつこつ貯蓄を続けることが、家庭の経済的安定を支え、ひいては地域社会の繁栄につながる。私たちは、その貯蓄のお手伝いをしよう。」

この思いを胸に、各家庭のお母さんに「小口預金の積み重ね」をお願いして回ることになりました。また、わが家の幸せを願うお母さんのお気持ちも一緒にお預かりするのですから、預金はお母さんのご名義でお預かりすることとしました。こうして「母の貯蓄運動」はスタートしました。
具体的には、「母の貯蓄一千人運動」と名づけ、金額を問わず毎年一千人のお母さんからご預金いただくことを目標に、当組合役職員全員が外に出て一軒一軒各ご家庭を訪問し、一生懸命 運動の主旨の説明とご協力をお願いしました。またその一方で、貯蓄の重要性や上手な貯蓄の方法をより多くのお母さんに知っていただくため、大学より講師を招き「母の生活大学」と名づけた講習会を開催するなど、広報・啓発活動もあわせて行いました。
運動を続けるうちに、ご理解・ご協力いただけるお母さんが次第に増えて行きました。その中で、「母の生活大学」を受講されたお母さんを中心メンバーとして、募集活動に自主的に参加される「母の委員」と呼ばれる組織が誕生、運動はさらに広がりを見せました。
運動中、本当にありがたいことに、「皆さんに勧められて少しずつ貯金を続けていたら、いつの間にか生活にゆとりができ、家庭が明るくなりました。」など、たくさんのお母さんから感謝のお言葉をいただき、当組合役職員にとってこの上ない喜びとなりました。また、この運動により当組合の預金残高は順調な増加を続け、その結果 経営基盤も安定して今日の健全経営へとつながっています。現在も、当組合の個人預金に占める女性名義の預金の割合は、男性のそれを大きく上回っています。

昭和39年の運動開始から長い歳月が経過し、少子高齢化・人口減少など環境の変化が著しい今、当組合は、時代にマッチした新しい「母の貯蓄運動」の姿を模索しています。しかしながら、わが家の幸せを願うお母さんとともに歩むという運動の精神に一切変わりはありません。今後とも、土佐信用組合をよろしくお願いいたします。